― 服と波動と、気持ちよさ ―ずっと訪れてみたかった tamaki nime さんのアトリエへ行ってきました。扉を開けた瞬間、空気がふわりと澄んでいて、静かなのに、どこか生きもののような“ぬくもり”を感じる空間でした。糸を染め、織り、仕立てるすべての工程が、まるで祈りのように丁寧で、静かで、美しい。そこに流れている“時間のリズム”そのものが、心地よかったです。印象的だったのは、デザイナーの tamaki nime さんがお食事会の時にふと口にされた一言。「この糸ね、光って見えるんです。」その言葉にハッとしました。光って見える──それは、素材のエネルギーを感じる感性。糸が光るということは、そこに“いのち”が宿っているということ。その瞬間、布がただの布ではなく、波動を持つ存在として目の前に立ち現れました。tamaki nime の服を手に取ると、手のひらから呼吸が深くなっていくような感覚がありました。まとうことで整う、癒やされる、そんな“気持ちよさ”。服を着ることは、自分の波動を整える行為でもあるのかもしれません。アトリエを後にする頃、心の奥がふわっとあたたかくなっていました。糸が光って見える、という言葉がずっと胸の奥で響いています。tamaki nime さんの服づくりに宿る“いのちの波動”に触れて、「気持ちよさとは、調和のことなんだ」とあらためて感じました。これからも、自分の感性を通して、“光る糸のように”生きていきたいと思います。tamaki nimehttps://tamakinime.com